毛髪お役立ち情報

白髪のメカニズム

■白髪のメカニズム

そもそも黒髪はどのようにつくられるのでしょう?
黒髪は毛根のメラノサイトでアミノ酸 チロシンと酵素 チロシナーゼが結合を繰り返し、「ユーメラニン」が合成されます。このユーメラニンが毛髪に含まれることによって髪が黒く見えるようになります。


黒髪のメカニズムで重要な役割を果たすのがユーメラニンです。ユーメラニンは、H(水素)、N(窒素)、O(酸素)、C (炭素)でできています。

白髪の原因とは、黒髪成分ユーメラニンの製造工場であるメラノサイトの働きを鈍らせるのは老化、酸化(活性酸素)、栄養不足、そしてストレスによるものと考えられています。特に老化の影響は大きく、ユーメラニン合成のために必要不可欠な酵素である「チロシナーゼ」は年齢とともに減少していきます。


メラノサイトは細胞なので分裂を経て死滅するのではないかと考えられています。この仮定によるとメラノサイトは色素幹細胞と呼ばれる幹細胞から細胞が分化し、メラノサイトが供給されます。ここで注目したいのは、細胞分裂でなく、メラノサイトは細胞分化するというところです。


■細胞分化と細胞分裂

細胞分裂の場合、細胞単位で個数が増えていきます。1が2になり、2が4になるという状態で絶対値が増えます。しかし分化というのは1は半分ずつになり、それぞれ1/2と1/2になるのです。



ですから色素幹細胞が減れば減るだけ黒髪の素となるメラノサイトの絶対量が減るために、髪全体に行き渡るだけの色素が供給されなくなるという訳です。その結果、部分、部分で白髪が生えてくるのです。


■DNAの損傷による原因

白髪の発生原因には、前述したメラノサイト減少以外もあると考えられています。そもそも色素幹細胞には自己復元能力があります。ですから前述した白髪発生の原因を前提とするならば、白髪で髪が完全に真っ白になることは本来は起こりえません。しかし現実的には白髪だけの頭髪の方が無数に存在することから、現実的には色素幹細胞の復元能力が消滅しているとしか考えられません。

なぜ色素幹細胞の復元能力が消滅してしまったのかというと、DNAが何らかの原因で損傷したためだと考えられています。DNA損傷というと身構えてしまうかもしれませんが、これは珍しいことではなく、白髪以外の原因でも私たちの身体では誰しも毎日無数のDNA損傷が起こっています。そして損傷した数に応じて修復作業が行われているのです。

色素幹細胞の復元できなくなってしまうと、もともとストックしてあった色素幹細胞そのものが無くなってしまいます。ですからこの色素幹細胞の復元メカニズムと分化メカニズムの根本的アプローチが現在でも研究され続けています。

遺伝的要因、加齢による原因、DNA損傷など様々な要因が複雑に絡み合っているため白髪の原因完全究明には今なお時間を要しています。


■いまある黒髪ももともとは白髪

そもそも黒い髪も、もともとは白髪なのです。毛根から毛穴まで伸びる前までは全てが白髪なのですが、毛穴から見えてくるまでにユーメラニンという、いわば天然の白髪染めにより髪が染まって生えてくるわけです。

ユーメラニンという天然の白髪染め自体は白髪を促進させることはありませんが、人口のカラーリング、白髪染めは頭皮を傷め、化学薬品によりDNAを傷つけやすいと言われています。ですから人口の白髪染めをすればするほどもともとあった白髪がどんどん増えていくという理由はここにあると考えられています。

いま金髪や茶髪に染めたりすることが珍しくない時代ですが、若い頃にカラーリングすればするほど身体にも毒素をためこんでいきます。数年後、10年後にまとめてたまった毒素の影響が懸念されますのでカラーリングは極力しないことをお奨めします。

白髪は老化と諦めている方も少なくありませんが、実際には生活習慣や食事の変更などで白髪が改善し、白髪になっていた髪の根本から黒くなってきたというケースも少なくありません。ただこの場合、真っ白な白髪に黒いポツポツ状の黒髪が混じってくることから、あまり綺麗には見えないようで、「これだったら白髪のままでよかった」という方もいらっしゃるようです。これは少し勿体ないように思います。白髪が改善してきているということは、つまり自己回復能力も改善してきているということですので、改善している方はぜひ続けてほしいものです。





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